両親が施設に入り住んでいた実家が必要なくなった、どうしたらいい?

両親が施設に入り住んでいた実家が必要なくなった、どうしたらいい?

両親が施設に入り、住んでいた実家が必要なくなった、どうしたらいい?

こういうご相談を良くいただきます。
いくつかの選択肢がありますので、それぞれのメリットとデメリットを考慮して決めると良いでしょう。

実家を売却する場合
《メリット》まとまった資金が手に入る、 売却することで、まとまった現金を得ることができます。維持費や管理の手間がなくなる、 固定資産税や管理費用が不要になります。

 

《デメリット》思い出の場所を手放す、感情的な面での負担があるかもしれません。将来的な利用ができなくなる、将来、実家を利用したい場合には再取得が難しくなる可能性があります。


実家を売らずに活用する場合
 

賃貸として貸し出す

《メリット》 毎月の家賃収入が得られます。
《デメリット》 賃貸管理の手間や費用がかかります。

 

リフォームして自分が住む

《メリット》 実家を維持しながら、自分のライフスタイルに合わせた住まいにできます。
《デメリット》 リフォーム費用がかかります。

 

空き家として所有し続ける

《メリット》 思い出の場所をそのまま残せます。
《デメリット》 固定資産税や管理費用がかかり、放置すると特定空き家に指定されるリスクがあります

どの選択肢が最適かは、経済的な状況や感情的な面、将来的な計画などを総合的に考慮して決めると良いでしょう。

また、不動産の名義人である方が認知症の診断を受けた場合、土地や建物を処分するには特別な手続きが必要になります。以下の方法を検討してみてください。

成年後見制度の利用
認知症などで判断能力が低下した場合、成年後見制度を利用することが一般的です。この制度では、家庭裁判所が後見人を選任し、後見人が本人の代わりに財産管理や不動産の売却を行います。

◎手続きの流れ◎
書類の準備: 申立書、事情説明書、親族関係図、財産目録、収支目録、診断書などを準備します。
家庭裁判所への申立て: 書類を家庭裁判所に提出し、成年後見開始の申立てを行います。
面接と審査: 家庭裁判所で面接が行われ、審査が進められます。
審判と後見人の選任: 審判が下り、後見人が選任されます。
不動産売却の許可: 居住用不動産の場合、家庭裁判所の許可を得て売却を進めます12.

◎注意点◎
費用と時間: 成年後見制度の利用には費用がかかり、手続きに時間がかかることがあります。
後見人の選任: 信頼できる後見人を選ぶことが重要です。親族が後見人になる場合もありますが、専門家が選任されることもあります。
成年後見制度を利用することで財産を適切に管理しながら不動産の処分を進めることができます。

具体的な手続きについては、専門の弁護士や司法書士に相談することが大切です、当社では各士業の方と連携しています、まずはご相談ください。

両親が施設に入り住んでいた実家が必要なくなった、どうしたらいい?

監修者情報

  • 代表 稲葉 昇久
  • 株式会社チームニッコークリエイティブ
    松戸不動産情報館

    代表 稲葉 昇久

    代表挨拶

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