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取引事例比較法とは
取引事例比較法とはどのような査定方法なのか、マンションを査定する際に用いる「取引事例比較法」についてわかりやすく説明します。マンションの売却を考えており、どのように査定されるかを知りたい場合は、ぜひ一読して参考にしてください。
1.取引事例比較法とは
取引事例比較法とは、売却する不動産と条件が近い不動産の過去の成約事例を参考に査定価格を出す方法です。
まず、同じマンションでの成約事例を探します、数が少なければ近隣の同程度のマンションなど、似たような物件の過去の取引価格から平均(㎡)単価を割り出し、その単価に査定したいマンションの面積を乗じます。
その金額をベースに、間取り・方角・現状・角部屋などの要因や経済状況を考慮して、査定額を出します。
ただし、不動産買取のように相場より大幅に価格が下回る成約価格は、事情補正(じじょうほせい)といって参考値に選びません。
例えば、過去に売れた成約事例が
専有面積 75.32㎡
成約価格 3,700万円
であるとすると、3,700万円÷75.32㎡で1㎡あたり49.1万円になります。
査定したいマンションが73.64㎡とすると、73.64㎡×49.1万円で、査定価格は3,615万円になります。
このような取引事例(成約事例)比較法は、マンションや土地の査定方法として一般的に利用されています。また、家の中を見なくても凡その相場価格がわかり、このような査定方法を机上査定といいます。
過去に売れた価格である成約事例については、不動産会社だけが利用できるレインズで調べることができます。レインズに掲載している成約事例については、不動産会社であればどの不動産会社でも見ることができます。
なので、取引事例比較法を使った査定価格はどの不動産会社が査定してもだいたい同じ価格が出てくるということになります。これが、いわゆる相場価格と呼ばれるものです。
また、マンションは階数が高いほど高くなり1階部分が一番安くなります(※エレベーターがないマンションは逆になります)。また、住戸の位置として、両隣挟まれた部屋より角部屋は高くなります。リフォーム履歴があるかどうか、これからリフォームするかどうかでも価格が変わってきます。
マンションの査定方法はそれほど難しくなく、この方法で相場価格がわかります。
あとは、同じマンション内において、現在売り出し中の物件がある場合はそれと比較することも大切です。「まだ売れていない」「売り出してから時間が経っている」のでは、その価格では売れにくいということが参考になります。
最近では、インターネット上で簡単に試算ができるサイトなどもあります。
ある程度の参考価格を知ることはできますが、実際に不動産会社の査定を知りたいという方は、当店の無料机上査定を是非お気軽にご利用下さい。
監修者情報
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株式会社チームニッコークリエイティブ
松戸不動産情報館代表 稲葉 昇久