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訪問査定って何をするの?(土地・周辺編)
訪問査定の着目ポイント(土地編)
訪問査定って何をするの?(建物編)では、主に建物のチェック内容についてご説明しました。では、売りたい物件が土地の場合はどうなるでしょうか。本記事では土地や周辺のチェックポイントについて詳しくお話します。
一つ一つ順を追って説明して行きます。
ポイント① 敷地の境界線
土地には所有地の境界を示す境界標が埋められています。コンクリートや鉄などの素材に矢印が記されているものです。この境界標を結ぶ線が土地の境界線です。
ポイント② 越境状況の確認
越境については以前もお話しましたが、建物や庭木や植栽、電柱や電線、ブロック塀など、隣地への越境状況を確認します。
ポイント③ 接道状況とセットバック
敷地と法律で定める道路との接道状況や接道の幅(間口)の確認をします。道路幅が4m未満の場合、敷地の一部を道路に編入する「セットバック」が必要になる場合があります。
ポイント④ 井戸や残置物
井戸や物置、大きな庭石、庭木など、売却の際に撤去が必要かどうかを確認します。
ポイント⑤ 周辺環境
所在地周辺の住み心地や、周辺の環境を確認します。騒音や嫌悪建物の有無などの確認もわかる範囲でおこないます。
ポイント⑥ 日照
建物の向きや、隣地との関連、日照の状況を確認します。
ポイント⑦ 高低差、傾斜
敷地と隣地に高低差があるかどうか、敷地内に傾斜部分がないか確認します。
ポイント⑧ 管理状況
マンションの場合、管理の状態を確認します。具体的には、共用部の設備の状態(廊下の照明が切れていないかなど)や清掃状態、管理人の様子などです。
以上、わかりやすくポイントにまとめました。
実務では、この「現地調査チェックリスト」に沿って、一つ一つチェックしていきます。
建物がある場合は、建物のチェックと併せて、細かい点まで注視してチェックしていきます。
監修者情報
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株式会社チームニッコークリエイティブ
松戸不動産情報館代表 稲葉 昇久