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所有物が自身の敷地から隣地にはみ出している
こんにちは!
松戸不動産情報館の庄司です。
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先日、土地の分筆、売却に関連するご相談を受けました。
お話を詳しくお伺いしていくと、
ご所有のアパートの外階段の足部分が隣の敷地に越境している、
この越境状態を解消したい、という、お隣同士の方からのご相談内容でした。
土地建物、不動産における「越境」とは、所有物が自分の敷地から隣地に侵入していることをいいます。越境状態はトラブルの要因になるので、できる限り解消することが望ましいのです。
このご相談を受けて当店では、分筆のための事前調査や、価格の判断など、段取りを踏んだうえで、最適と思われる取引内容をご提案をいたしました。
詳細に現地の調査をし、土地家屋調査士と連携して正式に測量を入れたところ、
お客様のご希望のラインで分筆すると、
今度は地中埋設管が越境してしまうことが判明しました。
土地を分筆する際、地中埋設管が越境する場合は、ライフラインの配管の移動も必要となります。
ガス管、水道管、下水管、それぞれに移動が必要となり、
対象地の掘削及び再舗装だけでなく、
本管(前面道路の管)からの取り出し直しも費用が掛かります。
100万円単位での大きな費用が必要となるので注意が必要です。
今回のお客様のケースでは、地上の越境を解消できるギリギリのラインかつ、
地中埋設管は越境しないラインでの分筆をすることとなりました。
引き続き、慎重にご対応させていただきます。
監修者情報
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株式会社チームニッコークリエイティブ
松戸不動産情報館代表 稲葉 昇久