ホームインスペクション(建物状況調査)とは

ホームインスペクション(建物状況調査)とは、住宅の劣化状況や欠陥の有無、改修すべき箇所の有無や改修時期、費用などを調査することです。住宅に問題がないか、専門家がチェックするため、買い主様が安心して購入・居住できます。中立な立場で公正な診断を行うので、買い主様が納得して家を購入することが出来るのはもちろん、売り主様にとってもその家の価値が予想よりも上がるような、本質的な性能がわかるのです。

また、売却後の建物の不具合について買い主様とのトラブルを未然に防ぐことができます。

メリットとデメリット

安心した取引に
つながります

ホームインスペクションを行うことで、中古住宅の状態を専門家の目から判断してもらえます。良好な物件であると認めてもらえたり、欠陥があれば適切な修理をしたりすることで、安心して物件を引き渡すことができます。

欠陥を修理せずに売却したとしても、その内容を買主にきちんと説明することで、売却後にクレームを言われたり、修理費を請求されたりするトラブルを避けることができるのです。このように、自宅を安心してスムーズに売却できる可能性が高くなるのが、ホームインスペクションの特徴と言えます。

もちろん費用は
かかります

ホームインスペクションのデメリットは、一般的に5～15万円の費用がかかるという点です。また、ホームインスペクションで欠陥が見つかった場合には、修理費用も必要になります。これらが高く売却するための費用として必要かどうかは、不動産会社ともよく相談しましょう。

メリットとデメリット

内覧での
印象がアップします

仲介売却では、購入希望者が物件の内覧に来られます。リフォームを行っておけば、見た目がきれいになり、内覧時に物件をアピールすることができます。中でも壁紙の貼り替えや畳の入れ替え、障子の張り替え程度であれば比較的低コストで可能です。

水回り設備などは購入者にも気になるところなので、リフォームによって大きなアピールポイントなり、成約率アップを期待できるでしょう。

数十万～百万円以上の
費用がかかることも

リフォームには費用がかかる点がデメリットです。水回りリフォームの場合には、数十万から百万円以上かかってしまうこともあります。また、このようなリフォーム費用をすべて売却価格に上乗せできるとは限りません。

買主側でリフォームを前提に中古住宅を購入するケースもあります。リフォームしても買主の好みに合わなければ、リフォーム自体が無駄になってしまうリスクがある点にも、注意は必要です。